日本セイルトレーニングスクール

事業実績

帆船“Ami”セイルトレーニング (2010)
開催日時  :  2010年5月3日 (月・祝)  9:00〜17:30
開催場所  :  横浜ベイサイドマリーナ 〜 中ノ瀬 〜海ほたる 〜 風の塔 〜 横浜ベイサイドマリーナ
開催目的  :  1.帆船チャーターによりセイルトレーニングのインストラクター育成・トレーニングプログラムの開発を行う
         2.小型帆船・短期航海によるセイルトレーニングの教育効果検証
         3.Amiヨットクラブとの連携によるセイルトレーニング普及促進活動の検討
参加者   :  帆船Amiクルー (4名・溜船長含む)、 STSJトレーニングスタッフ 4名、高校生 3名 
STSJオブザーバー 2名       合計 13名
実施方法  :  船の自主運航
航海距離  :  40 mile
航海時間  :  7時間35分  (帆走 2時間45分・機帆走 4時間5分・ 機走 45分)
                 (     36%      54%      10% )

   
1.帆船チャーターによるセイルトレーニングのインストラクター育成・トレーニングプログラムの開発について

 帆船Ami活用による
(1)	セイルトレーニングの可能性を確認するとともに、
(2)	セイルトレーニングプログラム内容の検討、
(3)	インストラクターの育成、
(4)	安全対策の確認を行いました。

(1)	帆船Ami(55ft)活用によるセイルトレーニングの可能性について
セイルトレーニングを目的に開発された帆船ではなく、基本設計がヨットであるため、中型帆船のようなチームワーク中心の
船内作業の設定ではなく、個々の達成感を実感させやすいヨット用のトレーニングプログラムを開発さえすれば、
セイルトレーニングとして一定の成果(「心を育てる」が主目的)を創出できることを改めて確認することができた。
(2)	セイルトレーニングプログラム内容の検討について
中型帆船『海星』でセイルトレーニングプログラムを実践してきたスタッフが、小型帆船『Ami』を活用する上での制約条件
(デッキが狭い、船上作業実施が個人中心、セイルトレーニングシップとしてのインストラクター不足など)を考慮した上で
どのような役割分担で最大効果を期待できるようなプログラムができるか検討を行っていきました。
(3)	インストラクターの育成について操船技術(テクニカルスキル)
だけでなく、指導者としてのコーチング技術(ヒューマンスキル)をどのように身につけていくか参加者に「気付きを与える」
ために、どのようなアプローチが有効なのか実践の中で体感してきました。また、操船技術に長けたメンバーがコーチング技術を
どのように学んでいくか、教育に実際携わっている人にどこまでの操船技術を身に付けトレーニングに参加してもらうか両面から
のアプローチが必要であることが明確になってきました。
(4)	安全対策の確認
STSJが運行管理責任者となって開催する場合の保険加入、落水・転落・作業時の負傷に対する独自の安全対策、運航形態毎の
傭船オーナーとの責任区分など、毎回運航させる帆船が異なる可能性が高い中で汎用性のあるリスクマネジメント策を検討する
基礎固めができました。

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2.小型帆船・短期航海によるセイルトレーニングの教育効果検証 青少年教育を目的とした中型帆船が国内で皆無に近い現状でセイルトレーニングの可能性を実証していくためには、ヨットを中心 とした小型帆船での短期航海でどれだけの教育効果を創出できるかが、今後のセイルトレーニングに対する理解促進にとって重要な カギとなってきます。 今回は、55ft小型帆船を用いた日帰り航海というどこでも実施できそうな想定の航海での教育効果検証を行いましたが、 やり方次第で(部分的ではありますが)成果を出すことができることを実践を通じて体得できました。   ※参加者(A君)の実施結果データと本人へのフィードバック面談内容はこちら 3.Amiヨットクラブとの連携によるセイルトレーニング普及促進活動 今回の横浜でのセイルトレーニング実施に先駆け駿河湾での航海に参加していたメンバー数名からのヒアリングをもとに、帆船Ami の特性を活かした航海に適した海域を検討した結果、短期航海で一定の教育効果を創出するためには本船が多数往来する東京湾より も本船も少なく自由度の高い航海が可能な駿河湾での航海を基軸に活動することとなりました。そのため、Amiヨットクラブメンバー ならびに沼津市内教育関係者との連携のもとで、沼津周辺の高校生を対象としたセイルトレーニング実施に向けた協力関係づくりから 始めることになりました。 以上、開催目的に沿った形での確認を行いましたが、本来自主運営する帆船を持った際に発生する様々な課題をこのように他船をチャーター 運航することによって前倒しで検証活動できることは、実際の運営のシュミレーションの場ともなり、非常に有意義な航海となりました。 しかし、問題が山積していることも紛れもない事実であり、私たちの本番(自らが中型帆船を入手し、教育事業としてセイルトレーニング に取り組むこと)に向けて、着実な準備活動を続けていくことの重要さを再認識したセイルトレーニングとなりました。
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